履歴書は、転職活動で必ず作成しなければならない書類の1つです。新卒の就職活動と転職活動では、履歴書の書き方が異なります。

また、システムエンジニアのなかには、転職回数が多かったり、多くの資格を取得している人もいると思います。

ここでは、システムエンジニアが転職するときの履歴書の書き方を解説します。

履歴書は必ず手書きで仕上げる

履歴書は、転職活動で必要な書類です。しかし、どのタイミングで必要になるかは、企業や利用する転職エージェントによって異なります。

私が転職活動をしたときには、求人に応募する段階では履歴書の提出は求められませんでした。面接のときに初めて履歴書を作成して、面接会場に持参しました。

履歴書は、書店やコンビニで売られています。

図(写真/履歴書/売り場)

そして履歴書は、手書きで作成するのが原則です。

図(写真/履歴書/手書き)

履歴書を書く時の基本的な注意点は、新卒のときの就職活動と同じです。例えば、以下の点は新卒の就職活動のときにも意識して書いたと思います。

  • 嘘は書かない
  • 丁寧に書く
  • 西暦・和暦はどちらかに統一する
  • 修正ペンは使わない(間違えたら新たに書き直す)

これらの基本的な注意点をおさえて、履歴書を作成していきましょう。

システムエンジニアの履歴書作成の注意点とポイント

システムエンジニアが転職活動をするときに作成する履歴書は、新卒のときとは記載する内容が一部異なります。

一番の違いは、転職活動の場合は職歴を記載する必要があることです。また、保有資格も多くの人は転職活動になると記載できる内容は増えています。

これらをどのように記載していくべきかについて解説していきます。

学歴・職歴の書き方と注意点

学歴は、高校入学以降を記載するのが一般的です。これは、新卒の就職活動のときと同じです。

職歴は、これまで在籍した企業をすべて記載しましょう。例えば、現在働いている会社が2社目で、今回の転職で3社目になる場合は、以下のように記載します。

図(職歴例/3社目)

職歴で記載するのは、以下の項目です

  • 会社名
  • 会社の主な事業内容
  • 会社のおおよその従業員数
  • 所属部署
  • 担当業務の概要

なお、履歴書の学歴・職歴の欄は、行数に限りがあります。例えば、一般的に販売されているJIS規格の履歴書は、学歴・職歴の欄は以下の通りです。

図(写真/学歴・職歴)

このスペースにすべての内容を記載しなければなりません。システムエンジニアのなかには、何度も転職を経験している人は珍しくありません。また、職歴だけでなく、学歴の記載内容が多い場合も、書きたい内容が書ききれない可能性があります。

これらのように、学歴と職歴のすべてを書ききれない場合は、職歴を一部簡素化しましょう。具体的には、職歴の記載では会社名だけを記載すればよいです。例えば、これまで4社で働いており、今回の転職で5社目になる場合は、以下のように記載するとよいです。

図(職歴例/5社目)

職歴は、職務経歴書でよりくわしく仕事内容を記載することになります。そのため、履歴書のスペースに書ききれない場合は、一部を簡素化して記載しても問題ありません。

保有資格の書き方と注意点

JIS規格の履歴書では、免許・資格の欄が7行あります。ほとんどの人が取得している普通自動車運転免許を記載すると、残りは6行です。

図(写真/免許・資格欄)

システムエンジニアとして働いていると、自己研鑽や会社から取得を促されて資格を取得している人が多いです。

多くのシステムエンジニアが取得している資格としては、ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験が挙げられます。これらの資格を取得している場合は、以下のように記載するとよいです。

図(資格/ITパスポート、基本情報)

なかには、現在資格取得に向けて勉強中だったり、すでに資格試験の申し込みをして受験を予定したりする人もいるかもしれません。その場合は、今後資格を取得をする可能性があることや、試験の受験日などを記載するとよいです。具体的には、以下のように記載しましょう。

図(資格/取得予定)

保有資格が多く、欄内に書ききれないこともあります。そのような場合は、仕事に直結する資格や、取得難易度が高い資格を優先して履歴書に記載するようにしましょう。例えば、資格を7つ保有している場合は、以下のように記載するとよいです。

図(資格/数が多い)

資格についても、履歴書のスペースに書ききれない場合は、職務経歴書に記載すれば問題ありません。職務経歴書は、枚数制限がないので、あなたの保有資格をすべて記載して大丈夫です。

志望動機の書き方と注意点

履歴書を作成するときに、志望動機は最も頭を悩ませる項目だと思います。

志望動機は、面接で必ず聞かれます。そして採用担当者は、あなたが本当に入社したいかを本気で確認します。そのときに、志望動機が「なんとなくいいと思ったから」のような理由だと、採用されることはありません。

志望動機では、あなたの知識や経験を活かして、転職後にどのように活躍できると考えているかをアピールしなければなりません。

また、システムエンジニアを募集している会社は、たくさんあります。同じような事業を行っている企業も探せばいくらでもあります。そのなかから、なぜその会社を選んだのかを説得力をもって伝える必要があります。

例えば、SIerからメーカーのシステム開発職に転職をする場合は、以下のような志望動機を考える必要があります。

私はこれまで組み込み系エンジニアとして自動車の自動運転システムの受託開発に従事してきました。要件定義から設計・プログラミング・テスト・リリースまでの一連の工程を担当していました。

今後は自動運転システムの最上流の工程から担当したいと考え御社を志望いたしました。御社が注力している自動運転システムの発展に貢献したいと考えています。

このように、あなたの経験と今後の仕事内容に一貫性が必要です。

まとめ

ここでは、システムエンジニアが転職活動を行うときの履歴書の書き方について解説しました。

履歴書は市販のものを購入して、手書きで仕上げるようにしましょう。

学歴は高校入学以降、職歴は在籍したすべての会社について記載します。書ききれない場合は、職歴の一部を簡素化すればよいです。

保有資格については、仕事に直結する資格や、取得難易度が高いものを優先して記載しましょう。書ききれない場合は、職務経歴書に記載すれば問題ありません。

志望動機は、「あなたの知識・経験をどう活かせるか」「なぜその会社を選んだのか」を採用担当者にアピールしましょう。


研究職や開発職で転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。転職サイトを利用しないで自力で求人を探すと、希望の条件の求人を探す作業だけでなく、細かい労働条件や年収の交渉もすべて自分でやらなければなりません。

一方で転職サイトに登録して、転職エージェントから求人を紹介してもらうと、非公開求人に出会うことができます。また、労働条件や年収の交渉もあなたの代わりに行ってくれます。

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これらを理解したうえで転職サイトを活用するようにしましょう。そこで、以下のページで転職サイトの特徴を解説しています。それぞれの転職サイトの違いを認識して活用することで、転職での失敗を防ぐことができます。