転職をするときには、履歴書と職務経歴書を準備しなければなりません。履歴書は新卒の就職活動で、職務経歴書は過去に転職経験がある人は転職活動で作成したことがあると思います。

システムエンジニアは、未経験者からの転職が多い職種の1つです。

これまで経験のない職種に転職するときには、履歴書と職務経歴書はどのように作成すればよいのでしょうか。

ここでは、未経験からシステムエンジニアに転職するときの履歴書と職務経歴書の書き方についてくわしく解説します。

未経験からシステムエンジニアを目指すときの履歴書の書き方

まずは解説するのは、履歴書の書き方についてです。履歴書は、書店やコンビニで販売されている一般的なものを購入しましょう。

図(写真/履歴書/売り場)

転職のときも、新卒の就職活動のときと同じで、履歴書は手書きで作成するのが基本です。デジタルデータでの提出でも問題ない会社も増えてきましたが、特に指定がない場合は手書きで作成しましょう。

図(イメージ図/手書きvsデジタルデータ)

ここからは具体的な記載方法について解説していきます。

職歴・保有資格は事実をありのままに記載する

未経験からシステムエンジニアに転職する場合は、現職はシステム開発や運用と全く異なる仕事についていると思います。

学歴は、新卒の就職活動のときと同じ書き方で問題ありません。高校入学から最終学歴までを記載します。

図(写真/履歴書/学歴)

職歴は、会社名、従業員数、所属部署、仕事内容の概要を記載しましょう。

図(写真/履歴書/職歴/転職1回目)

これまで何度か転職経験がある場合は、在籍したすべての会社を記載する必要があります。例えば、今回が3回目の転職の場合は、以下のように記載します。

図(写真/履歴書/職歴/転職3回目)

保有資格も、これまでに取得したすべての資格を記載するようにしましょう。

あなたは未経験でシステムエンジニアに転職するので、システム開発や運用とは全く関係ない資格を取得している。

私の友人で、病院で働く薬剤師から化学メーカーの化学物質の管理を担当するポジションに転職した人がいます。

 

志望動機は熱意とシステムエンジニアになりたい理由をアピールする

履歴書を書くときに、志望動機は一番内容に困る項目ではないでしょうか。

履歴書に記載した志望動機は、転職の最終面接でも必ず質問されます。

私は過去に転職フェアに参加して、システムエンジニアを募集している企業の採用担当者2人と話をしたことがあります。その2人は、未経験から転職を希望する人材について、以下の話をしてくれました。

採用担当者A未経験者からシステムエンジニアに転職しようとする人の中には、中途半端な気持ちの人が多い。

「システムエンジニアになるために何かやっていますか?」と質問しても「いや~何も」という人がほとんど。

興味があれば勉強をすると思う。そういう前向きな人を採用したい。

採用担当者B私の会社は外勤で、客先企業に常駐することが多い。未経験者が常駐先で問題になるのは、やる気。

やる気を示すときに「好きだから頑張りたいです」という人がいるが、それだけでは続けられないこともある。

例えば、「AIがやりたいです」という人に「じゃあAIはどんなことをやるものか知ってる?」という質問をしても答えられないと働き続けるのは難しい。

あと、最初の1,2年は勉強しないといけない。「AIがかっこいいからやりたい」というのでは「やっぱり無理だ」となりやすい。

どういうエンジニアになりたいかを描ける必要がある。

2社の採用担当者と話をしましたが、いずれもシステムエンジニアとしてどのように活躍したいかをアピールできる人を採用したがっていることがわかります。

職務経歴書はインターネット上のテンプレートを利用すればよい

転職活動で必要な書類は、履歴書だけではありません。これまでの職歴や自己PRをくわしく記載する職務経歴書も作成しなければなりません。

履歴書は手書きで作成しますが、職務経歴書はパソコンで作成して、電子データで提出して問題ありません。

そして、職務経歴書のテンプレートはインターネットで検索すれば、たくさんヒットします。

例えば、10万件を超える求人を扱っているdodaでは、以下のように転職する職種ごとに使い分けられる職務経歴書のテンプレートを準備しています。

図(スクショ/HP/職務経歴書/テンプレート)

このようなテンプレートをダウンロードして活用しましょう。私も転職活動をした時には、自分で一から作成するのではなく、このようなテンプレートを利用し、問題なく採用されました。

dodaで準備されているシステムエンジニア用の職務経歴書は、以下のような内容です。

図(スクショ/職務経歴書/SE)

このとき注意しなければならないのは、準備されているテンプレートは、キャリア採用向けになっていることです。つまり、システムエンジニア用の職務経歴書のテンプレートは、システムエンジニアからシステムエンジニアに転職しようとしている人が利用します。未経験者のあなたがそのまま利用するのは難しいです。

これまでシステムエンジニアとして働いた内容を記載するようになっています。

私の友人で、病院で働く薬剤師から化学メーカーの研究開発職に転職した人がいます。彼に転職活動の話を訊くと、職務経歴書はインターネット上のテンプレートを利用したと教えてくれました。

そして、彼の場合は薬剤師からの転職だったので、薬剤師向けの職務経歴書のテンプレートを利用しています。研究開発職向けではありません。

 

履歴書に書ききれない職歴・保有資格を記載する

履歴書と違い、職務経歴書は枚数制限がありません。そのため、履歴書に記載しきれなかった職歴の詳細や、保有資格をすべて記載するようにしましょう。

 

自己PRはこれまでの仕事で意識してきたこと・強みをアピールする

自己PRは、あなたがこれまで働いてきて、今後に活かせる内容を記載します。

まとめ

 


研究職や開発職で転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。転職サイトを利用しないで自力で求人を探すと、希望の条件の求人を探す作業だけでなく、細かい労働条件や年収の交渉もすべて自分でやらなければなりません。

一方で転職サイトに登録して、転職エージェントから求人を紹介してもらうと、非公開求人に出会うことができます。また、労働条件や年収の交渉もあなたの代わりに行ってくれます。

ただし、転職サイトによって特徴が異なります。例えば「取り扱っている求人が全国各地か、関東・関西だけか」「事前の面談場所は全国各地か、電話対応だけか」「40代以上でも利用できるか、30代までしか利用できないか」などの違いがあります。

これらを理解したうえで転職サイトを活用するようにしましょう。そこで、以下のページで転職サイトの特徴を解説しています。それぞれの転職サイトの違いを認識して活用することで、転職での失敗を防ぐことができます。